北本市の人口動態

北本市は【消滅可能性都市】にリストアップされたことで、人口減少が大きな問題とされてきましたが、近年は社会増(転出者数よりも転入者数が多い状態)が続いており、人口減少は鈍化しています。

北本市から毎月発表されている人口動態をグラフ化して、定点観測をしていきます。

令和5年度

令和5年8月末時点では、出生数は過去5年で最少、死亡者数は最多となっています。転入者数は前年度に次いで多くなりましたが、新型コロナ禍では減少していた転出者数は令和元年度に次いで多くなりました。結果として、自然減は過去5年で最多となり、社会増減は増を維持しているものの前年度からは大幅に縮小しました。

新型コロナの感染拡大による都心回避の動きが収まってきた感じがしますので、今後の転入者数の推移を注視しなければなりません。

令和4年度まとめ

令和4年度は転入者が近年でも最多になった一方で、減少傾向にあった転出者も増加しました。それでも転入者の増加が大きく、社会増減は前年度よりも25人多い386人となりました。

一方の自然増減では、死亡者数が増加する一方で、出生数は近4年で最低となりました。転入者の増加が出生数の増加につながっていない状況です。死亡者数の増加が大きく、自然増減も近4年で最大となりました。

令和4年度末の人口は、前年度末から185人減少の65,613人、世帯数は326世帯増の30,368世帯となりました。

(出典)北本市ホームページ:北本市人口動態