北本市議会議員選挙も6日目となりました。北本駅の利用者が多いのは平日朝と夜です。しかし利用者の多い朝の時間帯は7時前後なので、街頭演説はできません。つまり今日の夕方は通勤客をターゲットとした街頭演説ができる最後のチャンスでした。
友人の藤田孝典さん(NPOほっとプラス代表理事・『下流老人』著者)から応援演説に行くよとメッセージをいただいたので、さっそく街頭演説を企画しました。
とはいえ過疎市の市議選です。メインはあくまで市長選ですから、新人市議候補が独占することもできません。そこで私が応援する市長候補・三宮ゆきおさんにも一緒に街頭演説をやりましょうと呼びかけ、藤田さん、私(桜井すぐる)、三宮ゆきお候補の順で行いました。
結果的には三宮ゆきお候補と司会をお願いした工藤日出夫候補にも、三宮候補のアピールよりも私の応援演説をしていただく形になってしまい、なんか申し訳なかったなと思っています。三宮ゆきお候補の優しさが、市長選の結果に影響しないか心配になります。
地盤・看板のない私には他の候補者を心配をする余裕などありませんが、特に議員選挙に関しては、各候補者が他陣営を妨害することもなく一週間全力を尽くして戦っています。他陣営の思わぬ優しさや意欲に触れることもあり、「あの候補にはぜひ当選してほしいな」と思うようにもなります。複雑です。
最後に今日の街頭演説の様子と私の演説の概要を載せておきます。あと1日です。最後まで精いっぱい頑張ります!
桜井すぐる 4/19(金) 北本駅西口街頭演説 要旨
私には3人の娘がいます。一番上は高校生、二番目は中学生、三番目は小学生です。日ごろ、勉強や、部活動で忙しい姉たちは、小学生の妹に、遊べるのは今だけだと、釘を刺しています。
高校入試、大学入試、そして就職。就職しても、働ける限り、働き続けなければ生活ができない。豊かな老後の生活など望めない。今の社会はそんな社会です。正直、3人の娘たちが、今の社会を生き抜いていけるのか、大いに不安があります。
今や、正社員として就職しても、安心することはできません。死ぬほど頑張って一流大学に合格し、一流企業に正社員として入社しても、働きすぎや人間関係からうつ病となり、ひきこもりとなるケースが増えています。そうなれば、一気に家計は苦しくなります。この国はなぜ、人並みの生活をすることが、ここまで難しくなってしまったのでしょうか。
果てしなく続く競争社会と厳しく求められる自己責任が、若者の自由を制限し、夢と希望を奪っています。とても生きにくい社会になっているように思います。
とにかくこの社会を変えなければいけない。ほどほどに仕事をすれば、人並みの生活ができるように。子どもも、お年寄りも、若者も、障害者も、全ての人の人権が尊重され、誰もが、安心して、楽しく、幸せに暮らせる社会を創らなければなりません。
市議会議員で社会変革とか大げさだと、できるわけがないだろうと言われるかもしれません。しかし、生存権の保障はともかく、社会保障の担い手は地方自治体です。地方でできないことが、より大きな組織であり、意思決定が複雑な国レベルで、できるわけがありません。
桜井すぐるにとって市議会議員への挑戦は、第一歩です。やりたいこと、やらなければいけないことが、たくさんあります。
私一人では何もできませんが、今回の選挙を一緒に戦ってくれた仲間たちがいます。同じ志を持った仲間たちが全国にいます。
わたくし、桜井すぐるは、みなさんと一緒に、このまちを変えていきたい。社会を変える力になりたい。
日本は自己責任の国です。今回の選挙で私が負ければ、我が家の生活は破綻します。愛する家族のためにも、絶対に負けられません。どうか、桜井すぐるにチャンスをください。そして一緒に、理想のまちを創りあげましょう。