令和3年第1回臨時会で得られた情報(2021年2月8日)
令和3年2月8日に臨時会が開催され、新型コロナウイルスワクチン接種に要する費用の増額補正予算が提出されました。議案調査や議案の質疑により、ワクチン接種の手順等について確認できたことについて報告します。
なお、補正予算は全会一致で可決されました。
優先順位
1 医療従事者 → 県で対応(2月中から)
2 65歳以上の高齢者 → 市で対応、4月から接種
3 基礎疾患のある者 → 5月以降
4 その他一般の者 → 未定
※ 一般の方を含め9月末までに接種を完了する。
現在、市内の介護施設に、施設内で接種可能かどうか確認中。施設内で接種可能な場合、当該介護施設の職員についても、入所者と同時に接種する可能性がある。
対象者の具体的な範囲は、次のとおりです。
(出典:「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き1.1版」厚生労働省)
65歳以上の高齢者へのワクチン接種について
- 対象は、令和4年3月31日までに65歳以上となる人
- 2月からクーポン券を印刷し、3月中旬に発送。4月から開始の予定。
- 3月上旬にコールセンターを設置。ワクチン接種に関する相談やワクチン接種の予約受付に対応する。
- 接種には予約が必要。予約方法は電話又はウェブ。
- 同じ種類のワクチンを一定期間内に2回接種する必要がある。
接種会場について
- 当初、集団接種のみを想定していたが、国から個別接種(医療機関での接種)も可能という方針が示されたため、現在接種に協力いただける医療機関を確認中。
- 本市としては、医療機関における個別接種と大きな会場での集団接種の2方式で実施する予定。
- 個別接種できる医療機関の数や、接種可能人数に応じて、集団接種の会場・規模を決定する。個別接種できる医療機関については、今週中(2月12日)を目途に決めたい。
- 集団接種を実施する会場としては、体育センター、市役所庁舎ホール(1階)、文化センター3階の3会場を確保しているが、全て使うかどうかは今後の医師会との調整次第で、現状は未定。
- 会場に来ることができない人に対しては、往診により個別接種していただけるよう医師会と調整している。
ワクチン保管用の超低温冷凍庫(ディープフリーザー)について
- 2月中に1台(北里大学メディカルセンター)、4月に2台、5月、6月に各1台、計5台が配置される予定。
- 4月以降の設置場所については、接種会場が何処になるかによって決定する。
- 4月に高齢者の接種開始となるが、ディープフリーザーよりも先にワクチンが届く可能性もある。その場合は、保冷ボックスにより対応する。
接種の期限、接種の順番
- 65歳以上の高齢者については、ファイザー製のワクチンが配給される見込み。21日間隔で2回接種する必要がある。
- どのくらいの量がどのくらいのペースで配給されるのか分からず、現時点では細かな接種計画が立てられない状況であり、同一順位内での接種する順番を指定する(接種できる日時を割り当てることで無駄が出ないように調整する)ことができない。
- 配給されるロットが大きいため、五月雨式(期間ないならいつでも接種可能)とすると、効率的に接種することができず、ワクチンの廃棄が生じかねない。
- 配給の状況に応じて、年齢ごと(まずは75歳以上など)にペース配分を行う可能性もある。
市民への周知について
- ワクチンを積極的に受けたくないという方もいることは承知している。マスコミの報じ方にも問題があると考えている。
- 9月末までに効率的にワクチンを接種する必要があり、積極的に接種してもらえるか、非常に懸念している。しっかりと周知をしていきたい。
- 広報やホームページ、公共機関へのポスター掲示などを行うほか、チラシの新聞折込による呼びかけも予定している。