北本市議会令和5年第4回定例会に「(仮称)中丸第二学童保育室建設工事設計業務委託」490万6千円を含む補正予算が提案され、可決されました。中丸学童保育室の混雑の緩和に向け、大きく前進しました。
中丸学童保育室の児童数の推移
2018(平成30)年度 116人
2019(令和元)年度 118人
2020(令和2)年度 131人
2021(令和3)年度 132人
2022(令和4)年度 146人
2023(令和5)年度 145人
※2支援単位。1支援単位は中丸小空き教室を活用。
整備に向けたスケジュール
- 令和6年6月頃までに設計を完了させます。
- 建設費用は令和6年度当初予算に計上します(令和6年第1回定例会に提案)。
- 令和6年8月頃に建設工事の入札を行います。
- 令和6年度中に工事を完了させ、令和7年4月に開室する予定です。
(桜井から一言)あくまでも現時点での希望的なスケジュールです。近年は多くの建設事業において入札が不調に終わって事業者が決まらない、資材や人材の不足で工事が予定どおり進まないという事態が発生しています。令和7年4月開室は、全てが順調に行った最速の場合のスケジュールと考えておいた方が良いでしょう。
健康福祉分科会における質疑
第二学童の建設場所は。
現在の学童保育室の隣。商工会の駐車場の一部を使います。
第二学童の施設の規模は。
面積は155㎡。40人規模の部屋を2支援単位分、80人の受入れを予定しています。現在の中丸学童保育室が70人規模なので、広さとしては150人まで受入れ可能となります。
中丸学童の現状の利用児童数と登録児童数は。
令和5年10月時点で、利用児童数が103人、登録児童数が136人です。
現在使っている中丸小の空き教室はどうなるのか。
第二学童の供用開始とともに返還する予定です。
建設費は。
今後設計を行うので現段階ではあくまで概算ですが約7千万円を見込んでいます。そのうち5千万円を補助金で賄う予定です。
その他の学童保育室は?
混雑が特に酷いのは、南学童、西学童、中丸学童です。このうち、南学童と西学童については、令和4年度に民設放課後児童クラブ(キッズクラブ北本西、キッズクラブ北本南)を設置しましたが、民設クラブの利用者数が伸び悩んでおり、公設学童保育室の混雑解消には至っていません。
令和5年11月から「民設放課後児童クラブ利用者臨時補助事業」を開始し、民設クラブの月額利用料金を従来の8,000円から2,000円に引き下げています。この補助事業により、どの程度民設クラブ利用者が増加するか(=公設学童利用者が抑制されるか)を確認した上で、更なる対策を講じることになります。
私としては、南学童保育室が、現状1室しかないこと、学区内で新築住宅の増加が著しく今後も利用者数の増加が見込まれること、民設クラブが学区外にあることなどから、南小校庭の一部を活用し、第二学童保育室を整備すべきと考えます(これに伴いキッズクラブ北本南は南小学区以外の児童も利用できるようにすべき)。
なお、公設学童保育室については、令和6年度から「入室対象基準」を設けることとしています。入室対象基準によりどのような影響が出るかを見極め(予測し)、引き続き必要な対策を求めてまいります。