R4当初予算 埼玉中部環境保全組合【新ごみ処理施設関連】

令和4年2月15日に埼玉中部環境保全組合議会定例会が開催され、令和4年度当初予算を含む3議案が全会一致で可決されました。

ここでは令和4年度当初予算のうち、新ごみ処理施設整備に関連する経費について説明します。

新施設整備に関連する予算

3目:建設推進費 56,972千円(全て一般財源)

01報酬 1千円
02給料 13,529千円(一般職員給3人)
03職員手当等 8,695千円
04共済費 4,547千円(市町村職員共済組合負担金)
05災害補償費 25千円(地方公務員災害補償費)
08旅費 50千円(普通旅費)
10需用費 120千円(消耗品費)
11役務費 5千円(通信運搬費)
12委託料 30,000千円(一般廃棄物処理基本計画等策定業務委託料)

以上です。

報酬は、科目の設置のみです。今後、建設等検討委員会が設置された場合には報酬が計上されますが、委員会の設置は条例による根拠が必要となります。計画策定に当たり委員会が必要となるため、令和4年度になったらすぐに設置条例の制定準備に入り、できるだけ早い時期に委員会を設置したいとのことです。次の第2回定例会(5月)には提案されるのではないかと思います。

給与等で3人分の職員人件費が計上されています。鴻巣市(6級職)、北本市(5級職)、吉見町(4級職)各1名の派遣を予定しているとのことです。なお、埼玉県に県職員の派遣を要請しましたが、令和4年度の派遣は見送られたとのこと。令和5年度以降の県職員派遣についても引き続きお願いしていくとのことでした。

委託料3千万円には、一般廃棄物処理施設整備基本計画、施設整備基本構想、循環型社会形成推進地域計画の策定のための予算です。令和4年度のできるだけ早い時期に入札をし、令和4年度中に完成させたいとのこと。基本計画の策定に必要となる建設地や処理方式などは建設等検討委員会において検討するとの説明がありました(つまり早急な条例制定と委員会設置が必要になります)。

なお、委託料の3千万円については、埼玉中部資源循環組合及び鴻巣行田北本環境資源組合が実施した委託業務の契約額などを参考にしたとのことです。

現有施設の修繕について

湯沢議員が一般質問をしておりました。令和3年度中に実施した精密機能検査に基づき、令和4年度から9年度まで6年間の修繕計画を策定し、この計画に基づき令和4年度の当初予算に修繕費が計上されています。大規模改修となるいわゆる『長寿命化』については行わない(現状では必要ない)とのことです。